v e r m e i l
2千年紀を迎えたいま、
女性たちは歴史上にかつてなかったほど壮大な戦いを企てはじめている。
それは、男性が権力の中である種、傲慢に創造した女性らしさという美の世界を葬り、
女性自身のDNAに強制的に組み込まれた
美のマイナス因子を消尽させるための戦いである。
真の女性美/ミューズに向かって、 DNAに潜む美のプラス因子を純粋培養し、
それを強い意志の力で新たな美の生命として構築しなければならない宿命を持つ。
そしてその戦いを、生命の絶対色彩である赤/Vermeilに託す。
ブラッドカラー、赤/Vermeil。
権力や行動力という力をシンボライズする、赤/Vermeil。
大地のエネルギーを彷彿とさせる、赤/Vermeil。
愛や情動のボルテージを高める、赤/Vermeil。
赤/Vermeilは真の美の生命力を覚醒させる戦いを象徴するに相応しい。
「美しい戦争・赤/Vermeilの2千年紀」。
いくつもの新しい女性美が創出されるモダニズム時代の幕開けである。
g u e r r e
 
モダンエロティシズム。
これはミレニアムに掲げる真の女性美/ミューズに対するリアルテーマである。
すでに、神聖な美しさだけでは真の女性美を表現することはできなくなっているが、
人間が求める美しさを本質まで突き詰めていけば、
エロティシズムの存在が大きく立ちはだかってくることに気づかずにはいられない。
自由で瑞々しい感覚性に充ちたエロティシズムの美は、
形式化・固定化した従来の美の概念を大きく変革し、拡張し、深めていくはずである。
肉体のエロティシズム、
そして心のエロティシズムの両翼を知性というメカニズムを介し、
どこまで様式美として凝縮できるか。
それがモダンエロティシズムというテーマの真髄に他ならない。
メイクアップというMODEは、
エロティシズムというもうひとつの美の要素を統合して、
真の女性美/ミューズを求め、より内面へと進化していく。
それは、女性の美しさに新たな息吹を放ち、
より人間らしい両義性をともなったリアリティあふれる創造力として
構築されていくはずである。
 
PARFUM GIVENCHY “Puissance vol.1”